WooCommerce向けWordPressテーマ「Japacart(ジャパカート)」

ショップサイトの運営にはPayPalのビジネスアカウントが必要になります。

すでにパーソナルアカウントをお持ちの場合はアップグレードをして商用利用することも可能ですが、資金の流れを把握しやすくするためにもパーソナルアカウントとビジネスアカウントを分けて管理をされることをおすすめします。

本ページでは新規にビジネスアカウントを作成するところから解説します。
※パーソナルアカウントをお持ちの場合は、パーソナルアカウントで使用しているメールアドレスとは異なるメールアドレスが必要になります。

PayPalでは、PayPalの決済画面に遷移して支払いを行う「ウェブペイメントスタンダード」とWooCommerceショップ内で決済画面をポップアップ表示させる「エクスプレスチェックアウト」の2つの仕組みが用意されていますが、
本ページではプラグイン追加の必要が無い「ウェブペイメントスタンダード」を導入する方法を紹介します。

Step1 PayPalビジネスアカウントを作成する

PayPalビジネスアカウントサイトで「新規ビジネスアカウント」のボタンを押します。


無料新規登録で「ビジネスアカウント」にチェックをして「新規登録に進む」ボタンを押します。


ビジネスアカウントに使用するメールアドレスを入力して「続行」を押します。


任意のパスワードを入力して「続行」を押します。


自身の情報とビジネス情報を入力して「同意して続行」を押します。

記入例(個人事業主の場合)

事業情報

「正式事業者名」は法人の場合は会社名、個人の場合は屋号や氏名を記入してください。


事業情報を入力して「続行」ボタンを押します。

記入例(個人事業主の場合)

商品またはサービスのキーワード

例えば「ソフトウェア」や「雑貨」など、販売する商品のキーワードを入力してみてください。
そうするとそのキーワードに基づいて関連キーワードグループの候補がプルダウンで表示されますので、その中から一番ご自身のサイトに適したキーワードグループを選択してください。

ウェブサイト/会社の設立日(任意)

任意項目のため、空欄でも問題無いです。

PAYPAL

利用明細に記載される名前を英語表記で入力します。
屋号や氏名で良いかと思います。


「PayPalビジネスアカウントへようこそ」の画面になります。
これでビジネスアカウントの登録は終了です。
一旦画面を閉じても大丈夫です。

Step2 登録したメールアドレスでの受信を確認する

Step1でビジネスアカウント用に登録したメールアドレス宛てに確認用のメールが届いていますので、メールを開いて「メールアドレスを確認する」ボタンを押してください。


Step1で設定したパスワードを入力して「メールアドレスを確認」を押します。


再び「PayPalビジネスアカウントへようこそ」の画面になります。

Step3 WooCommerceとPayPalを連携する

PayPal画面上部メニューで「ツール -> すべてのツール」を選択してページを移動します。


左ナビゲーションの「PayPalの統合」をクリックした後、「API認証情報」の「開く」ボタンを押します。


「NVP/SOAP APIの実装(旧バージョン)」の「API認証情報の管理」のリンクをクリックします。


「API認証情報の請求 – PayPal」で「ショッピングカートまたはソリューションプロバイダがAPIユーザー名、パスワード、署名を要求している、またはカスタムショッピングカートを開発している場合は、API署名を請求してください。」にチェックが入っていることを確認した上で、「同意して送信」ボタンを押してください。


「APIユーザー名」、「APIパスワード」、「署名」を表示して取得します。
これらを次のStep4でWordPress(WooCommcerce)画面に入力をしていきます。

Step4 WordPress(WooCommerce)画面でPayPalのAPIキーを入力する

次に「WooCommerce -> 設定 -> 決済タブ 」に移動します。
「PayPal」を有効にして、「管理」ボタンを押します。


「API資格情報」でStep3で取得した「APIユーザー名」、「APIパスワード」、「署名」をそれぞれ入力します。
入力が完了したら、ページの一番下にある「変更を保存」ボタンを押して下さい。


これでひとまずPayPalとWooCommerceの連携ができました。
事項で「高度なオプション」について説明していきますその他の項目や、さらに細かな連携の設定をしていきましょう。

Step5 APIキー以外の項目の設定

PayPal

設定例

有効化/無効化

「PayPal Standard を有効化」にチェックを入れてください。

タイトル、説明

購入画面のPayPal決済部分に表示されるタイトルと説明文です。
説明の欄を「PayPalアカウントがない場合~」以降を削除して「PayPal経由での支払い。」のみに変更してください。

デフォルトの文言

❗ 2020年8月現在、日本は「PayPalアカウントが無い場合のクレジットカード支払い」ができません。(別途月額3,000円のウェブペイメントプラスを申し込めば可能。)

そのため、説明の部分は「PayPal経由での支払い」のみにして「PayPalアカウントがない場合は~」以降を削除する必要があります。

実際にPayPalの支払い画面を確認すると「アカウントが無い場合のクレジットカード支払い」オプションが見当たりません。

日本では支払いはPayPalだけでなく、Stripeも導入してあげると親切だと思います。(というよりそこまでPayPalが浸透していないように思いますので日本のみに販売する場合は、Stripeだけでもいいかもしれません…)


ちなみに [WooCommerce] -> [設定] -> [決済] の決済一覧で画面左の矢印を操作して「Stripe」を「PayPal」より上にすると、購入画面で「Stripe」の方が初回に優先表示されます(初回購入時)。

PayPalメール

ビジネスアカウントに登録しているメールアドレスを入力してください。

高度なオプション

PayPal サンドボックス

PayPal サンドボックスは決済の一連の動作確認ができるテスト環境です。
今回は本番環境での設定について説明していますのでオフにしましょう。

PayPalサンドボックスについて…

本番の前にテストで動作確認をされる場合はオンにして、APIキーの部分をテスト環境用のものに書きかえる必要があります。
テストには「ビジネス(売り手)」「パーソナル(買い手)」の仮想アカウントを作成して行います。

ただ、私自身使用してみた結果、あまりおすすめしません。理由としては次の通りです。

  • 設定に手間がかかる
  • 後の項で設定する「IPN メール通知」「PayPal ID トークン」が動作しない
  • テストでの取引内容が本番環境に切り替えてもWooCommerce注文データに残ってしまう

当方の設定が悪かったのかもしれませんが、手間がかかる割に、本番での実際の動作がシミュレートできないという悲しいことになりました。

あまり良くないかもしれませんが、本番環境にて一旦商品の値段を100円などかなり下げた上でパーソナルアカウントで実際に購入や返金などをしてみる方が手っ取り早く感じました。


デバッグ用ログ

ログを残す場合はオンにしてください。
ただし説明にある通り、個人情報がサーバーのWooCommerceアップロードフォルダに残ってしまうことがあるかもしれません。あまりセキュリティについて詳しくない場合はオフにしておきましょう。

IPN メール通知

PayPalサイト側で何かしらのアクションが発生した場合にWordPress(WooCommerce)サーバー&メールに通知を送る仕組みです。
例えば購入者の支払いが保留された、購入者がキャンセル処理をしたなどの場合に自動的にメールアドレスに通知が届きます。
必ず必要になる訳ではありませんが、迷ったら設定をしておいて、後に不要だと思われる場合はオフにしましょう。

有効にする場合はチェックを入れて以下の手順で設定をしてください。


PayPalのビジネスアカウントサイトに移動します。

ページ上部の鍵マーク -> [アカウント設定] -> 左サイドバーから [ウェブペイメント] を選択します。


「即時支払い通知」の「更新」ボタンを押します。


「IPNの設定の選択」ボタンを押します。


通知URL欄に下記を入力します。「example.com」の部分はご自身のショップのドメインに変更してください。

https://example.com/?wc-api=WC_Gateway_Paypal

例えば本サイトの場合は「https://japacart.com/?wc-api=WC_Gateway_Paypal」です。

IPNメッセージを受信する(有効)を選択して「保存」ボタンをクリックしてください。

ここで、別ドメインで複数サイトを運営する場合はどうするの…?という疑問が浮かび上がるかもしれません。その場合は別途プラグインを導入するか、function.phpに関数を記述したりする必要がありそうです。(残念ながら、英語でも情報が少なくはっきりとした答えに辿り着くことができませんでした…)

受信者メールアドレス

空欄でOKです。ページ一番下の「変更を保存」ボタンが押された際に自動的に先の項目で設定した「PayPal メール(ビジネスアカウントのメールアドレス)」が入力されます。

PayPal ID トークン

購入者が支払いを完了した後、自動的にショップサイトの支払い完了画面にリダイレクト(移動)する設定をします。
特にデジタル商品を販売する場合は、決済後にダウンロード画面に移動させるため、重要です。


PayPalのビジネスアカウントサイトに移動します。

ページ上部の鍵マーク -> [アカウント設定] -> 左サイドバーから [ウェブペイメント] を選択します。


「ウェブサイトの設定」の「更新」ボタンを押します。


①自動復帰を「オン」にして、
②「注文受付」ページのURLを入力します。

「example.com」の部分はご自身のショップのドメインに変更してください。

https://example.com/checkout/order-received/

例えば本サイトの場合は「https://japacart.com/checkout/order-received/」です。

ショップがドメインの直下に無い場合はhttps://example.com/xxx/checkout/のように階層に合わせてください。

💡 Tips
ブラウザのアドレスバーにURLを入力をしてみて、「注文受付」ページになっていれば正しいURLです。


③「保存」を押してください。④「支払いデータ転送」をオンにして⑤IDトークンをコピーします。


WooCommerceのPayPal設定に戻って、コピーしたIDトークンを「PayPal ID トークン」欄にペーストします。

請求書の接頭辞

もし複数のショップサイトでPayPal決済を導入する場合は、請求書番号が重複しないようにそれぞれのショップ固有の接頭辞を付けておきましょう。

例: ショップAAA → 「AAA-」、ショップBBB → 「BBB-」
PayPalの請求書IDに番号に反映されます。

【補足】
接頭辞は購入者、販売者それぞれのPayPalアカウントぺージの取引詳細の「請求書ID」に「AAA-1234」のように反映されます。
WooCommerce管理画面では接頭辞は付かず、単に「#1234」となります。

配送先詳細(物販🚚)

「PayPal に請求先ではなく配送先情報を送信する。」にチェックを入れると、購入者住所と配送先住所が異なる場合はWooCommerceからPayPalに配送先住所の方が通知されます。
PayPalアカウントサイト側で住所を確認して発送作業をする場合はチェックを入れておきましょう。
大体の場合においてチェックを入れておいて良いかと思います。

住所上書き(物販🚚)

有効にすると、購入者が購入後にPayPalサイトで配送先の住所を変更することができなくなります。
「この設定を有効化するとエラーが発生する可能性があります」とありますので無効化(チェックを入れない)しておきましょう。

決済状況

「即時売上」を選択すると、商品の注文と決済が同時に完了します。売上の回収漏れを防ぐためにも、通常はこの設定で良いでしょう。

ページスタイル

恐らく、現バージョンはサポートしていないようですのでデフォルトのまま(空欄)にしておいてください。

画像URL

任意です。
設定をするとPayPalの支払い画面の左上にロゴを追加することができます。(※パスワードを入力してログインした後の画面です)

画像サイズは「幅150px 高さ50px」で用意しましょう。

[メディア] -> [新規追加]でロゴをアップロードし、画像をクリックして「添付ファイルの詳細」ページを開くと、アップロードした画像のリンクを取得することができます。そちらを「画像 URL」欄に入力してください。

Step6 本人確認手続きを行う

PayPalビジネスアカウントサイトのトップ画面に「本人確認手続き」のボタンがあります。
「詳細をご覧ください」を押します。


本人確認手続きには下記の2種類の方法があります。

  • 銀行口座の口座振替設定による本人確認手続き
  • アカウントから本人確認書類をアップロードする

どちらかを選択し、後は画面の指示に従ってください。

当方は「銀行口座」での確認を行ったのですが、「次へ進む」ボタンを押した後に表示されるページで「新しい銀行口座の登録」ボタンを押した後は、画面指示に従うのみで特に複雑な手続きはありませんでした。すぐに完了します。もし該当の口座をお持ちであればおすすめです。

ネットショップ向けWooCommcerce対応WordPressテーマ Japacart(ジャパカート)